突然ですが皆さん、メタルってお好きですか?
金属ではなく音楽のほうです。
正直、メタルに聞き馴染みがないと「なんかうるさい」「激しすぎてよくわからない」「見た目が怖いし圧がすごくて引いちゃう」なんて人も多いのではないでしょうか?その気持ち、よーーーく分かります。なぜならかつては私もそうだったから……。
照片由。 Slipknot YouTube
だからこそ!メタルの入口として勧めたいのは、王道かつ世界中で支持を集める有名バンド。なぜならメタルというジャンルは、幅広いロック音楽のなかでも人を選ぶジャンルであることは確かだから。「売れている=普段そのジャンルを聞かない人にも馴染みやすい」の法則は、メタルにも通ずる!
今回は、ロック&メタルファンの義務教育!絶賛現役のヘヴィメタルバンド『Slipknot』をご紹介します。記事後半では、メタル初心者にもおすすめの楽曲もピックアップしていきますよ!👏
目录
Slipknotとはどんなバンド?
照片由。 ワーナーミュージック
まずはSlipknotの基本的な情報を紹介していきます!1995年のスタートから、休止期間を経て今でも現役で活動し続けるSlipknot。老若男女のメタルファンから支持を集める彼らの実態に迫ってみましょう👀🔥
アメリカ発のヘヴィメタルバンド
Slipknotは、アメリカのアイオワ州で結成されたヘヴィメタルバンドです。メタル音楽はジャンル内でさらに細分化されますが、Slipknotの場合は王道なヘヴィメタルからニューメタル、オルタナティブメタル、ラップメタルなど幅広い要素を備えています。
所谓「ミクスチャーメタル」といえるほど、楽曲やアルバムによってさまざまな顔を見せてくれるSlipknot。しかしどの楽曲でも、サウンドの骨子には硬く重くソリッドなメタルのビートが支えています。
Slipknot特有のサウンドの正体
照片由。 激ロック
私がかつてメタル超初心者だった頃。「どのバンドも同じに聞こえる!」と思ったことがありました。どの曲も同じくらい重くて、早くて、なんかうるさい。轟音の雑木林を描き分けるなかで、Slipknotのサウンドは特別な存在感を放っていました。
その(ライター目線の)正体が、パーカッションとターンテーブル、サンプラーの存在!普通のバンドって、ドラムがいるじゃないですか。Slipknotの場合は、ドラム+2人分のパーカッションがいるんですよね。
時には鼓笛隊さながらのスタイルでスネアを叩き、時にはドラム缶で作られたパーカッションで重低音を鳴らし、そして時にはティンパニ(!)をドンドコ鳴らす。Slipknotの低音域の重圧は、数多の打楽器による音のレンジの広さで作られているわけです。
照片由。 音楽ナタリー
そして濃厚なバンドサウンドを彩るのが、特殊音・電子音を奏でるターンテーブル&サンプラー!王道メタル曲でもどこか現代的な色合いを感じさせるのは、バンド内で最も上モノの音を操る彼らのお陰。
基本的に電子音担当の2人は、音で自己主張しすぎない奥ゆかしさを持っているんですよ。メリハリのバランス能力が素晴らしくてですね、バンドの方向性を無意識化で手招きするような、存在感の絶妙な匂わせ方が非常にプロフェッショナルなんです。
もちろん他メンバーの音作りへの美学や、ボーカルのバラエティ豊かな声色も特徴的。あらゆるドギツい個性がぶつかり合うだけではなく、お互いのサウンドに対する緻密な計算と論理的な解釈の結果、隙のない独自性が生み出されたのがSlipknotの音楽性なんです🔥
奇抜なマスク姿は一度見たら忘れられない!
照片由。 OZZFEST
そしてSlipknotといえば、代名詞でもある奇抜なマスク!「Slipknotの音楽は聞いたことないけれど、見た目は知ってる!」という人も多いのでは。かつては私もそうでした。初見の中学時代に「こわっ……絶対に邪悪でうるさい音楽やってそう」と思ったものです。
そんなマスクの理由は、メンバー一人ひとりの個性を強調させたうえで、団結力も高めたいというもの。めちゃくちゃ誠実なバンドマンらしい理由だと思いませんか?楽曲を聞いていると分かりますが、この人たち本当に「音楽に真面目」なんですよ……!
また顔や名前を隠すことで、より音楽性に耳を傾けてもらいたいという意図もあるようです。結果的にビジュアルの特徴で認知度が拡大した事実は捨てきれませんが、いわゆる「顔ファン」が生まれない状況は、確かに音楽性の評価につながりやすいと考えられますよね。
2024年現在、Slipknotのマスクはマイナーチェンジを含めて7回変更されています。それぞれのマスクに想いや情念が取り入れられているため、気になった人はぜひ歴代マスクを全種類チェックしてみてくださいね👏
Slipknotのメンバー
Slipknotのメンバーは、過去に脱退や他界などを経ながら、変更・加入が行われています。メンバー変更は、Slipknotに限らず長期間活躍し続けるバンドが避けては通れない営みといえるでしょう。
2024年4月現在のSlipknotのメンバーは、以下の7人。
(上記画像左から)
- ショーン・クラハン(パーカッション、コーラス)
- ジェイムズ・ルート(ギター)
- シド・ウィルソン (ターンテーブル)
- ミック・トムソン (ギター)
- アレッサンドロ・ベンチュレラ(ベース)
- マイケル・パフ(パーカッション 、コーラス)
- コリー・テイラー (ボーカル)
メタルに聞き馴染みがない人からすると、楽器隊のメンバーが変わってもサウンドの変化には気づきにくいからもしれませんよね。そこでお伝えしたいのが、ボーカルのコリーの歌声の変化プロセスです!
年齢や経験とともに声色が変わっていくボーカルは多いものですが、コリーは本当にアルバムによって声色が異なるので、人間的でとても面白いと私は思っています。
照片由。 タワーレコードオンライン
たとえば、セカンドアルバム『IOWA』でベショベショの超絶シャレたウェットボイスになったと思ったら、次作『The Subliminal Verses』ではドライな攻撃性が増していたり……と、コリーの変化を追いかけることでバンドサウンドの変異も辿れるような魅力があります。
「君の好きなコリーを見つけてね!」ができるの、楽しいですよ!Slipknotファン同士で話していても、好きなアルバムは結構違ったりするんですよね。その理由には音楽性の変化や楽曲の好みはもちろん、コリーの在り方もかなり影響していると思っています。
最新情報は、Slipknot公式サイトをチェックしてくださいね!(公式サイトは、トップの拝啓にMVやライブ映像が流れており、シャレています👏)
コレだけは押さえたい!Slipknotの代表曲5選
ここでは、まだSlipknotを聞いたことがないあなたに向けて「コレだけは押さえておきたい!」という代表曲をご紹介します!
本当は何十曲も紹介したい……!という気持ちを泣く泣く抑え、挨拶代わりに聞きたい5曲を厳選。サウンドはもちろん、時期ごとに異なるマスクにも注目它是的!
People=Shit
Slipknotの代名詞ともいえる、超定番曲が『People=Shit』。ライブやフェスでイントロが鳴り始めるとフロアは毎回ブチ上がり、サビではファンも一緒に大声で「People=Shit(人間はクソ)!!」と叫びます。カタルシスを感じる。Slipknotの精神的な支柱のような楽曲。これを聞かなきゃ始まらない!People=Shitを聞くためにライブに行くまである。
My Plague
実写映画『バイオハザード』のエンディング曲としてタイアップされたのが『My Plague』。こちらは映画の映像も交えたMVとなっているため、メタルが分からない人でも楽しめるはず!他シングルと比較するとサウンドや楽曲構成が大衆向け。全体的にメロディアスで、メタル初心者にうれしい!デスボパートとのメリハリもSlipknotらしい味が出ていて好。
Before I Forget
ガリガリに洗練された硬いサウンドと、コリーのウェットなボイスが、最高のミスマッチ・マジックを起こしてくれたのが『Before I Forget』。当時は「Slipknotがマスクを脱いだMVを出したぞ!」と超話題に!現代のジャパニーズハードコアにも似た『歪み系エモ』のサウンド性は、令和の今だからこそ聞いてほしい!こういうのでいいんだよ。
個人的にSlipknotの楽曲の魅力は、①パーカッションに裏打ちされた圧死しそうな音圧②ソリッドで攻撃性の高いサウンド③シンガロング前提の抒情的なメロディー、この3つの絶妙なバランスだと思っています。こちらの『Psychosocial』は、上記の要素が最高のマリアージュを果たした珠玉のメタル曲!こんなに重いのに、なぜこんなにも聞きやすい?!バンドコンセプトの芯がバチバチに伝わってくる曲でおすすめです。
Disasterpieces
メタルでしか表現できない破壊衝動!Slipknot屈指のハードな楽曲。轟音&邪悪!!コアなヘヴィメタルファンに非常に人気が高い曲です。どれほど世界中から支持を受けようと「大衆なんて知るか馬鹿野郎、メタルとは何かを教えてやる」と言いたげな、バンドの社会へのアンサーが聞こえてきます。世の中マジでくだらねぇことばっかだなって日にピッタリ是。
個人的には、初めてのSlipknotには名盤『IOWA』がおすすめ!でもYouTubeで気になる楽曲を見つけて、その曲が入っているアルバムから選ぶのも良いと思います。自分の直感を信じて!
SlipknotがH&Mとまさかのコラボで超話題に!
そんなSlipknotが、先日まさかのH&Mコラボを発表し、大きな注目を集めました。
照片由。 H&M
SNSでは「エエエエ、エイチアンドエム?!?!」と音楽ファンが驚いて引っくり返っていたわ🤣でも、評判はかなり良かったみたい!
バンドの邪悪さとトレンドのスケーターファッションが入り混じった、唯一無二のコラボアイテム!結果は、当然というべきか即完売。私も買えませんでした……!ぐぬぬ……!再販希望です!!
Slipknotはメタル界では大御所バンドの一つですが、メタルファン以外や音楽視聴歴がまだ浅い層にとっては、やはりニッチさが目立つ存在でもあります。そんなSlipknotが、H&Mのような超大手とコラボすることで、まだSlipknotを知らない層にも広まっていくのがうれしい!
今後のコラボ情報にも注目ですよ~!👏
実はオシャレなSlipknotの公式グッズたち
Slipknotはアーティストページから公式グッズを購入できるのですが、時には目を疑うようなデザインのアイテムも展開しています!
たとえばコチラ。私も初めて見たときは現実を疑いました。
照片由。 DIE9TIMES
「え?青春系メロコアバンドの公式グッズ見てる?」と勘違いしたほど、牧歌的でポップなデザイン。誰がこのバンドが「人間はクソ」と叫ぶと思うでしょうか。明らかに人間大好きそうなSlipknotの面々です。
Slipknotのアイテムは、日常でも着用しやすいデザインが魅力的!バンドを聞いたことがない人も「今から聞く!」という人も、ぜひSlipknotグッズを身に纏い、心にメタルの炎を宿しましょう!🔥🔥
ノイキスで買える!Slipknot公式グッズ
ノイキスでも、Slipknotの公式グッズを購入可能です!
ツアーT風デザインがバックに入った、Slipknotの公式シャツ!カラーは白と黒の2種類で展開しています🎸✨
特殊な加工を施しており、1点ごとに微妙に色合いが違うのもポイント。フロントとバック、どちらから見ても一目で「Slipknotのシャツだ!」とわかるデザインとなっています👏
アメカジ・スケーター・パンク・ロック・ヴィンテージと、意外にも幅広いジャンルで合わせられるます。ぜひこの機会にゲットしてくださいね~!
ライブにはもちろん、街行きコーデやアウトドア、スポーツシーンなどにも活用してね✨デニムパンツを履くだけでもコーデがキマるのがバンTの強み!
現代ヘヴィメタルの金字塔!Slipknotは音楽ファンの義務教育
照片由。 Louder Sound
今回は、現代のヘヴィメタルにおける金字塔『Slipknot』我们已经推出了以下内容!
王道サウンドだけではなく、メロディアスな歌や現代的なサンプリング音、そして他の追随を許さない重低音で、常に私たちをアゲてくれるSlipknot。昨今では、成熟した音楽性のなかにも新しい試みが取り入れられており、老いない感性と音楽への探求心を感じさせます!
ぜひこの機会にSlipknotの音楽をチェック!そしてグッズも楽しみながら、メタルの沼に足を踏み入れてくださいね✨
ライターの趣味嗜好が混じってしまうかもしれませんが、ご了承ください!